④南紀白浜辺りの歴史と文化

熊野古道
熊野古道
熊野本宮大社
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熊野古道の歴史は平安時代まで遡るほど古く、千年分の足音がきこえる道。 現在の私たちも古の時代の人と同じように通ることができる世界遺産「熊野古道」

ここから本宮大社前まで車で約90分。千年の歴史を持つ熊野古道は、道中では樹齢800年を超す大樹などの自然はもちろん、江戸時代に敷かれた石畳などの史跡を見られるのが醍醐味です。歩くごとに熊野古道の深みに魅了され、 熊野三山へとつながる参詣道として多くの人々が歩いた世界遺産。 古の時代より祈りを抱きながら歩いた道は、熊野三山に加え、高野山、吉野大峰といった三カ所の霊場などを含めて「紀伊山地の霊場と参詣道」という名称でユネスコ世界遺産に登録されています。
道自体が世界遺産に登録されていることは世界的に珍しく、その魅力は日本国内だけでなく世界中からも旅行客が訪れるほど。 近年パワースポットとしても人気です。

公益財団法人 南方熊楠記念館

熊楠記念館
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南方熊楠は、和歌山県が生んだ博物学の巨星。東京大学予備門中退後、19歳から約14年間、アメリカ、イギリスなどへ海外遊学。さまざまな言語の文献を使いこなし、国内外で多くの論文を発表した。研究の対象は、粘菌をはじめとした生物学、 動物とも植物ともつかない不思議な生物。熊楠はこのミクロの小宇宙を感じさせる粘菌にのめり込み、和歌山の原生林に分け入っては粘菌を収集する生活に明け暮れていました。 動植物や鉱物にも興味があった熊楠は、貝、昆虫、カエルの干物にサメの顎など、ありとあらゆるものを収集していました。 また民俗学や精神世界にも造詣が深く、女性の陰毛や性風俗まで研究対象とするなど、気になったものは何でもとことん調べないと気の済まない性格で多方面にわたり、生涯、在野の学者に徹し、地域の自然保護にも力を注いだエコロジストの先駆けとしても注目されている。

近くには番所山公園があります

展望台からの眺望

標高32.5mの番所山一帯は、田辺湾の南端に位置し、円月島や塔島を望む風光明媚な自然公園です。
その昔、寛永20年(1643年)、この地に遠見番所が置かれ異国船の監視に当たったことから「番所山」と呼ばれるようになりました。
古くは植物園・動物園・遊園地がありにぎわっていました。今はなくなりましたが、展望台・遊歩道・芝生広場が整備され、自然と親しみ素晴らしい景観が楽しめる公園になっています。

上から見た番所山公園の先端
怪しげな「天空の城ラピュタ」のようなトンネルがを抜けると・・・海、第二展望広場
第二展望広場
第三展望広場の展望台 展望台の上に見える鐘が恋人の鐘です
番所鼻灯台

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Posted by lancelotjp