⑭春風(しゅんぷう)

例年より桜の開花宣言が早くなり、桜が咲き始めました、日々暖かさが増していく3月下旬。
若草が芽吹き、本格的に暖かくなりました。
また4月からの新生活に向けた準備など新しいことが始まる活気あふれる時期でもあり、未来への期待が膨らみます。
〇3月とは思えないくらい暖かい日が続いてますね。
倉庫の中に寝かしてあったチューリップの球根が、いつの間にか芽を出していました。
ほおって置くのはかわいそうなので、ランスロットマンション入口上り坂の看板の横に植えました。
もう少ししたらしっかり根を張り、可愛い花を咲かせてくれると思います。
植え方を工夫したとかでハート型に植えたらしいです。
どんな感じになるのかむっちゃ楽しみです。
花が咲いたら、又は写真載せますね。
皆様乞うご期待(^^)。


「一願寺」ここは安珍清姫物語の清姫様一族の菩提寺です(正式名称:福巌寺)
〇そして一つだけ願いをかなえてくれる【一願地蔵尊】が祀られていることで有名なお寺なんです。
このお地蔵様は道機和尚がお亡くなりになるとき「地蔵を作り人通りの多い所へ祀ってほしいそうすれば遠方の人も香華を手向けてくれるかもしれないその代わり必ず願い事を一つだけ叶えよう」とおっしゃったことで作られたそうです。
お地蔵様に和尚の好物の辛子をお供えしたことから【からし地蔵】ともよばれているそうです。
お参りされる方はからしとお酒お供えしてくださいね!
からしやお酒は駐車場手前の売店で販売しています。
このお地蔵が有名になって、一願寺さんと呼ばれるようになったみたいです。


熊野古道・中辺路(国道311号線)沿いの「清姫の墓」から、県道で北西に2km余り山間に入った所にある、臨済宗妙心寺派の寺院です。正しい名称は福巖寺ですが、お参りに来た人の願いを一つ叶えてくれるというお地蔵様が祀られていることから、一願寺として知られています。
長い石段を上って境内に入ると、アーケードのような屋根のある通路の奥に、一願地蔵尊のお堂があります。お堂を覆うアーケードが実は礼拝堂、天井にずらりと描かれた花の絵や仏画見事。礼拝堂の壁側に記入コーナーが設けられていますので、祈祷札に願い事を書いて箱に入れ、一願地蔵尊にお願いする仕組みです。



〇他にも6体の水かけ地蔵菩薩をまつる【六地蔵尊】があります。
六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)の苦から救ってくださるそうです。

〇一願寺は清姫様の菩提寺ということで、清姫様関連の物もいくつかあります。
正面の階段を登って行くと、左手の壁に安珍清姫の絵物語が貼られています。



〇休憩所の窓のうえには休憩所の能面が飾られています。
天井には龍の絵があります迫力ありますよ!!


一願寺(正式名称:福巌寺)
- 所在地:田辺市中辺路町西谷575番地
- 駐車場:有、お車でお参りされるのをお勧めします
- 地図
こちらは安珍清姫物語の清姫様の墓所です。
一願寺さんへ行く途中にあります。
皆様はこの物語ご存知でしょうか?
安珍が可哀想、清姫が可哀想、女は怖い、感想はいろいろあると思います。
一度いらしてみてください。
物語知らない方調べてみてください。
男性の皆様女心がわかるかもしれませんよ⁉






- 所在地:和歌山県田辺市中辺路町真砂374−1
- 地図
日本の神話に興味はありますか?
〇今回は国生み神話の舞台と言われている、産田神社と花の窟神社に行って来ました。
和歌山県ではなく三重県熊野市になるのですが。
和歌山県の新宮市からは車で15分弱くらいなので足を運ばれてはと思います。
国生み神話はごぞんじでしょうか?
かんたんに書きますと
その昔伊弉諾尊(イザナギノミコト)と、伊弉冊尊(イザナミノミコト)の夫婦神が日本という国を作りました。
その後、海、風、山、森羅万象を司る神々を生み最後に火の神、軻遇突智尊(カグツチノミコト)を生みました。
そのとき大やけどをしてお亡くなりになってしまいました。
その場所が産田神社だといわれています。




〇日本書紀によると「紀伊国の熊野の有馬村に埋葬された」と書かれていて、その場所が花の窟神社です。
母、伊弉冊尊の亡くなった原因として、軻遇突智尊は父、伊弉諾尊に殺されます。
花の窟神社には母、伊弉冊尊と息子の軻遇突智尊が祀られています。
神様のお話なのにすごく人間的ですよね。



花の窟神社の御神体は大きな岩なのですがここにもお話があります。
伊弉諾尊は黄泉の国へ伊弉冊尊を連れ戻しに行きます。
地上に出るまで振り向いてはいけないという約束をしたのに振り向いてしまい。
大好きだった伊弉冊尊を失います。
黄泉の国への入り口をふさいだのが、ご神体の大きな岩だといわれています。
詳しく知りたい方は調べて下さいね。


御神体には細い7本の縄(伊弉冊尊が産んだ7柱の自然神)と、それを束ねた太い旗縄
(伊弉冊尊が産んだ3柱、天照大神、月読尊、素戔鳴尊)がかけられていて、
年に一度掛け替え神事のお祭りがあるそうです。





ちなみに産田神社はさんま寿司発祥の地だそうです。
三重県の志摩半島から和歌山県に至る熊野灘沿岸一帯に伝わり、主に祝いの席や祭事などで食べられる郷土料理。
地元の名物になればと昭和50年尾鷲の三紀産業が販売を開始して以来様々なお店で楽しめるようになり、今では立派な名物料理に。
お店ごとに多種多様な味を楽しめる、さんま寿司。
是非食べ比べをしてお好みのさんま寿司を見つけてみてください。
「与太呂寿司」
2代目が先代の味を引き継ぐ「与太呂寿司」の『さんま寿司(600円)』は、
さんまを漬け込む漬け酢に季節の柑橘系を利用した独自のお酢。
浅漬けにすることでほんのりと柑橘系の香りが広がり、さんまの嫌な生臭みを感じさせません。また、酢飯の中にゴマが入っているのもこのお店ならでは。ゴマの香りと食感が一層食欲をそそります。



- 所在地:三重県北牟婁郡紀北町東長島415-9
- アクセス:紀勢自動車道「紀伊長島IC」より 車で約3分
JR紀勢線「紀伊長島駅」より 徒歩で約10分 - 電話番号:0597-47-0850
- 営業(開店)時間:11:00~14:00/17:00~20:30
- 休日:毎週水曜日、第2・第4火曜日
- 駐車場:有(6台)
- 地図
「万両寿司」
創業1950年。紀伊長島駅の目の前にあるお寿司やさん代々受け継がれていくさんま寿司の味。地元のお客さんも多く、甘めの味にファンも多い。
昔の味はそのままに、新しいことにもチャレンジする人気のお寿司屋さんです。お持ち帰りもできるので、気軽に立ち寄ってみよう。



- 住所:三重県北牟婁郡紀北町東長島200-4
- 交通アクセス: 紀伊長島IC.を下り、紀伊長島駅を目指してください。駅前すぐ。
- 電話:0597-47-0394
- 営業時間:7:00~17:00
- 定休日:金曜日
- 駐車場:1台
- その他 お土産寿司は道の駅、紀北PAでも販売
- 地図
御坊市にある道成寺にしだれ桜見にいってきました。
満開とまではいきませんでしたがすごくきれいでした。
ここ道成寺は一願寺さんつながりで、
安珍清姫物語の最終地点でもあります。
安珍さんがここ道成寺で大蛇になった清姫様に追いつかれ鐘に隠れたら、
その鐘に巻き付き鐘ごともやしたとされる場所です。
境内には物語に関する説明看板や安珍塚鐘巻跡などがあります。
安珍さんの立場から清姫様の立場から、物語のせかいを巡ってみるのはいかがでしょうか?







道成寺は、日高郡日高川町鐘巻及び御坊市藤田町吉田に所在する天台宗の寺院です。河口から4キロメートルほど遡った日高川北岸の小高い丘に位置していて、正面の石段を登ったところに仁王門、その奥の正面に本堂が建っている。本堂の東南には三重塔、東側には書院と庫裏があり、本堂の西側には護摩堂と鎮守三社、境内の西端には近年建てられた大宝殿・縁起堂が建っています。
開山当時は法相宗であったが、その後真言宗となり、承応年間(1652~1654)に真言宗から天台宗に改宗している。
寺伝によれば大宝元年(701)に文武天皇の勅願により、紀大臣道成が天皇夫人宮子の生誕の地に創建されたとあり、和歌山県内に現存するなかでは最も古い寺院です。白鳳期に現在の本堂と同じ場所に仏堂が建設され、8世紀後半には観世音寺式の伽藍が完成しました。
道成寺は安珍・清姫説話の舞台として、「道成寺もの」と呼ばれる能や歌舞伎の古典芸能でもよく知られており、千手観音菩薩立像などの仏像・絵巻・建造物等、多くの文化財を有しています。
安珍清姫のあらすじを簡単に説明すると
奥州の僧侶、安珍が熊野詣の途上、地元の女性、清姫に一目惚れされて言い寄られるが、安珍は「熊野権現に参拝をしたら帰りにまた寄ります」と言って旅立っていった。

清姫に会いたくない安珍は、帰り道は清姫宅に寄らずに通り過ぎた。
安珍をずっと待っていた清姫は、約束を反故にされたことから怒り出して追いかけてきた。

そして安珍を見つけてたが、安珍が逃げ出したので火を噴いた。

追いかけているうちに清姫はだんだん蛇になってきた。

日高川を越えて追いかけてきた清姫

日高川を越えた安珍は道成寺に逃げ込み、助けを求めた。
道成寺の僧侶たちは安珍を寺の釣鐘の中に隠した。

そこに蛇の清姫が追いかけてきて、釣鐘もろとも自分も
焼いてしまった。

安珍は釣鐘の中で丸焦げに焼け死んでしまった。


道成寺
- 所在地:和歌山県日高郡日高川町鐘巻1738
- 電話番号:0738-22-0543
- 地図